令和8年5月7日(木)より申請受付開始予定。今回の補助金は、機械を安く買うための制度ではなく、 「見える」「通信できる」「判断できる」を揃えた安全システムを整えるための制度です。
※掲載内容は、公開情報およびご提供内容をもとに構成しています。申請条件・対象要件・製品リストは変更される可能性があるため、 最新情報は各公式サイトでご確認ください。
水上でのトラブルを回避する
AIS800(SOTDMA方式 5Wクラス)について、 普及型AIS(CS方式 2Wクラス)との比較におけるポイントを、整理します。


1. AIS8000 の製品コンセプト
AIS800(SOTDMA方式 5Wクラス)は
「Garmin MFDと完全統合する“ネットワーク前提のClass B送受信機”」
という立ち位置です。
一方、普及型AIS(2Wクラス)は
「単体完結・価格重視・最小構成向けClass B」
という性格が強い製品です。
Garmin MFDとの“完全統合レベル”が違う
AIS800(SOTDMA方式 5Wクラス)
- NMEA2000 / NMEA0183 / すべて対応
- Garmin MFD(GPSMAP / ECHOMAP)と
即時・自動認識 - AISターゲット表示、CPA/TCPA警報、航跡表示が
MFD側ネイティブ機能として動作 - Garminチャート(BlueChart g3 / g3 Vision)との視認性が非常に高い
普及型AIS(CS方式 2Wクラス)
- NMEA0183中心
- 表示は「受信データを流しているだけ」
- アラート・航跡・フィルタはMFD依存で制限あり
👉 結論
「AIS800は“外付けAIS”ではなく、Garmin MFDの中に組み込まれるAISです」
3. ポイント
内蔵スプリッタ+Class B/S(SO)対応
AIS800(SOTDMA方式 5Wクラス)
- VHFアンテナスプリッタ内蔵
→ VHF無線機とアンテナ共用可 - Class B/S(SO)
→ SOTDMA方式
→ 送信間隔が短く、混雑海域での捕捉率が高い
普及型AIS(CS方式 2Wクラス)
- 外付スプリッタが必要なケースが多い
- Class B(CS方式)のみが主流
👉 結論
「東京湾・伊勢湾・瀬戸内のようなAIS混雑海域では、AIS800のほうが“映り続ける”」
設定・管理が“Garminエコシステム内”で完結
AIS800(SOTDMA方式 5Wクラス)
- MMSI設定
- 船名・船種・寸法設定
- 送信ON/OFF
すべてGarmin MFD or Garmin Express で直感的に操作
普及型AIS(CS方式 2Wクラス)
- PC専用ソフト必須
- USB接続・ドライバ問題が起きやすい
- 現場設定が面倒(特に船上)
👉 結論
「現場で“PCを開かせない”こと自体が価値です」
5. セールスポイント
安定性・サポート・責任分界が明確
AIS800(SOTDMA方式 5Wクラス)
普及型AIS(CS方式 2Wクラス)
- 価格は安いが
- 不具合時の
「AIS?MFD?配線?」の責任分界が曖昧になりがち
👉 結論
「業務艇・ガイド船・チャーター船では“安定して動く”ことが一番の性能」
6. セールスポイント
将来拡張(Garmin One Network / 将来MFD更新)
AIS800(SOTDMA方式 5Wクラス)
- 将来GPSMAP上位機(9000系含む)へ更新してもそのまま使える
- レーダー、オートパイロット、ARPA連携との親和性が高い
普及型AIS(CS方式 2Wクラス)
7. 比較まとめ
観点 | AIS800(SOTDMA 5Wクラス) | 普及型AIS(2Wクラス) |
|---|
価格 | 高め | 安い |
Garmin連携 | ◎ 完全統合 | △ |
混雑海域性能 | ◎ Class B/S | △ |
設定の簡単さ | ◎ MFD完結 | △ PC必須 |
業務・ガイド船 | ◎ | △ |
レジャー最安構成 | △ | ◎ |
8. 最終結論
「普及型AIS(2Wクラス)は“AISを付ける選択”、AIS800(SOTDMA方式 5Wクラス)は“Garmin船にする選択”です。
特に東京湾・伊勢湾・瀬戸内・外洋回航を考える船では、
AIS800(SOTDMA方式 5Wクラス)の安定性と統合性が安全性そのものになります。」
以下は、**AIS送信出力 5W と 2W の「受信可能距離の違い」**を、
理論 → 実測イメージ → 現場判断の順で、船長・業務艇オーナーが即判断できる形で整理した説明です。



1. まず結論
5Wと2Wの差は「1.3〜1.5倍」ではありません。
AISはVHF電波のため、**距離差は「気付ける時間差」**として効いてきます。
👉 5W=早く見られる/長く見られる
👉 2W=直前まで見えない/先に消える
2. AIS受信距離の前提条件
AISの実効距離は以下で決まります。
- 送信出力(W)
- アンテナ高さ(自船・相手船)
- 見通し(地球曲率・地形)
- ノイズ・混雑
※ 出力は「距離の決定要因の一部」に過ぎませんが、
混雑・悪条件ほど出力差が効きます。
3. 具体的な受信距離の目安(現実的数値)
● 小型船同士(アンテナ高 3〜4m)
出力 | 受信可能距離(目安) |
|---|
2W | 約 5〜8 NM |
5W | 約 8〜12 NM |
👉 +3〜5 NM の差
● 大型船 ⇄ 小型船(相手アンテナ高 20〜30m)
出力 | 受信可能距離 |
|---|
2W | 約 12〜15 NM |
5W | 約 18〜22 NM |
👉 +5〜7 NM の差
● 沿岸・港口・混雑海域
- 2W
→ ノイズに埋もれやすく先に消える - 5W
→最後まで残る
4. 「距離」ではなく「時間」に直すと差が分かる
例:相対速度 20ノット(10kt + 10kt)
出力 | 初認距離 | 回避判断までの時間 |
|---|
2W | 6 NM | 約 18分 |
5W | 12 NM | 約 36分 |
👉 判断時間が倍
AISの価値は“何マイル”ではなく
“何分早く気付けるか”
5. なぜ5Wのほうが「消えにくい」のか
- 電界強度に余裕がある
- ノイズマージンが高い
- 混雑時に復調されやすい
👉 **遠くまで飛ぶより
「混んでも生き残る」**
6. SOTDMA × 5W の組み合わせが強い理由
- SOTDMA:送信枠を確保
- 5W:その枠の信号が強い
結果:
- 混雑海域で
「枠もある」「信号も強い」 - 相手画面から消えない
7. 船長向け
「2Wは“見えるかもしれないAIS”。
5Wは“必ず見せるAIS”。」
または、
「5Wは距離のためではなく、
“早く気付いてもらうため”の出力です。」
Garmin AIS 800トランシーバーで、水上での状況認識と自信を高めましょう。5ワットの送信出力を備え、かつてないほど高速な位置レポートを提供します¹。船舶情報をエリア内の他のAIS受信機に送信すると同時に、それらの受信機のAISターゲットデータを受信します。Garmin AIS 800はVHFアンテナスプリッターを内蔵しており、VHFとAISで1つのアンテナを共有できます。GPS(オプションの外部アンテナ用コネクタ付き)も内蔵し、Garminのオンボードシステムにシームレスに統合できます。NMEA 2000/0183接続機能を備え、互換性のあるチャートプロッターや多機能ディスプレイとの連携が容易です。これらすべてが、設置が簡単でコンパクトなブラックボックスユニットに凝縮されています。
¹14ノット以上で巡航している場合
AIS 800は、非IMO船向けの新しいクラスB/SO AIS標準を提供し、位置報告を迅速化します。
AIS 800の製品紹介
- 新しいクラスB/SO AIS標準を採用。
- 5ワットの送信電力で、位置報告が迅速。
- NMEA 2000およびNMEA 0183に対応。
インストールの容易さ
- 内蔵GPSアンテナだけでも仕様可能ですが、外部アンテナ用コネクタで外部GPSアンテナ使用も可能。
- 内蔵VHFアンテナスプリッターにより、VHFとAISが1つのアンテナを共有できます。
- コンパクトな設計。
クラスB/SO AIS標準の利点
- 速度20ノットで、位置報告が約500フィートごとに更新。
- AIS 600と比較して、14ノット以上での更新頻度がほぼ2倍。
AIS 800の接続ポート
- GPSアンテナ、VHFラジオ、AIS/VHFアンテナ、NMEA 2000、NMEA 0183、USB接続。
AIS 800の寸法
- 寸法: 175 × 142 × 55 mm、重量: 414 g。
MMSI番号の割り当て
- AIS 800設定ソフトウェアを使用してMMSI番号を設定。
- MMSI番号は一度設定すると変更不可。
同梱物
- AIS 800、NMEA 2000 Tコネクタ、USBアダプタケーブル、電源ケーブルなどが含まれる。
製品仕様
- 動作電圧: 9.6 – 31.2 Vdc、最大消費電力: 10.5 W。
- 温度範囲: -15°Cから55°Cまで。