高速走行時に魚群探知機が映らなくなる理由
原因は、船底を流れる空気の泡が振動子の前を通り、
超音波をさえぎるためです。
写真の白く見える部分は、船底に沿って後方へ流れる、
気泡を含んだ水流です。
なぜ魚群探知機が映らなくなるのか
魚群探知機は、振動子から超音波を海中へ出し、
魚や海底から返ってきた音を受けて映像を作ります。
しかし、振動子の表面に空気の泡が流れると、
超音波が泡に当たって反射・拡散します。
そのため、超音波が海底まで届かず、
返ってくる音も受け取れなくなります。
船速が上がる
船底へ空気を巻き込む
魚探映像が消える
低速では映り、高速で映らない理由
低速では、振動子の表面に気泡の少ない水が当たるため、
超音波を正しく送受信できます。
高速になると、船首、チャイン、ストレーキ、
船底の段差などから空気を巻き込み、
気泡が船底に沿って後方へ流れます。
振動子がこの気泡の流れに入ると、
海底表示が切れたり、深度を見失ったりします。
最も効果的な対策
フェアリングブロックで振動子を気泡の下へ出す
最も効果的な方法は、フェアリングブロックを使い、
振動子の発射面を船底面より下へ出すことです。
船底表面を流れる気泡層より下まで振動子を出すことで、
振動子に空気ではなく、気泡の少ない水を当てられます。
また、フェアリングブロックには水流を整え、
振動子の発射面を正しい角度に保つ役割もあります。
結論:高速時の魚探性能を改善するには、
振動子の発射面を船底から下へ出し、
気泡の流れを避けることが重要です。
そのため、フェアリングブロックの使用が
最も効果的な方法です。